Career
独立行政法人国際協力機構(JICA)インド事務所
サイエイスクール中学受験部 小5~小6在籍
interview
●サイエイでの思い出
サイエイの授業を振り返ると、生徒に対する先生のサポートが非常に手厚かったなと思います。集団授業とはいえ双方向のコミュニケーションが多く、生徒ひとりひとりが積極的に発言をして学習を進めていた記憶があります。特に社会の授業では、イメージが膨らむような例え話が多く「自分だったらどうするか?」という目線で意見を述べたり、他の生徒の意見を聞いたり、それらを通じて授業のなかで記憶の定着が図られました。その時に教えて頂いた物事の考え方が、大学入試対策や社会人になってからの学習に生きているような気がします。
●現在のお仕事
現在は政府開発援助を実施する団体に所属し、インドに駐在しています。開発途上国の着実な成長を支援することで、日本との信頼関係構築にも携われる仕事ですので、非常にやりがいがあります。今の仕事では、日本と異なる環境下で生活する人々と意見を言い合い、相手の考え方を尊重したうえで理解し、双方が納得できる解決策を粘り強く探す姿勢が求められます。こうしたスキルを身に着けるベースは、サイエイの授業のなかで培われたのかもしれません。
●在校生へメッセージ
私が小学生や中学生の頃は毎日、将来なりたい職業が変わっていたように思います。漫画家、野球選手、政治家、映画監督、学校の先生……などなど。まさか自分が開発途上国や貧困といった問題に興味を持つとは思いませんでした。今は、なにか具体的な夢があったりするわけではないのですが、私がここまで生きてこられたのも周りの人たちの優しさや思いやりに囲まれた結果だと思いますので、自分が社会のなかで何か還元できればなと思っております。 皆さんも将来を見据えて「こうしなければならない」とか「こうあるべきだ」ということを考えるのもとても大事ですが、まずは自分がやりたいこととか、本気になれることに一生懸命取り組むと良いのかなと思います。そうすると不思議なことに、あれだけ嫌いだったはずの勉強も「やろうかな」と前向きになれたりします。ご健闘をお祈りします。